米屋の営業として働く女性が、さまざまなトラブルに対して
孫子の兵法を活かして活路を見出していく話。
戦争における教訓をうまく現代のビジネスに当てはめているが、
逆に米屋として出てくる用語や業務の流れの説明がなく、
トラブルの意味やライバルの作戦がイマイチわからない。
主人公以外の登場人物の存在感も薄く、
妙に非協力的な理由も明らかにされない。
肝心の兵法以外の部分が気になってどうにも入り込めなかった。
兵法を紹介するセリフ部分のフォントも読み辛く、
残念ながら読み終わった後も頭に残らなかった。