テレビでも見かける魚類学者のさかなクンが
イジメについて魚の生態に絡めて表現した本。
前半は絵本のようなレイアウトで、
魚の世界でもイジメが起こることやどうすれば道が開けるかを
小学生にもわかるように書いている。
わずか2、3分で読めてしまう小学校低学年向けの内容。
後半はさかなクンの生い立ちを説明しながら
好きなことを突き詰めることの大切さを伝える文章ページとなる。
こちらはダメージを受けやすい中高生などに響くだろう。
非常に薄くてボリュームはないが、
さかなクンの頭の良さや優しさを強く感じる仕上がり。
仲間外れにされたり周囲からからかわれたりしやすい小中高生に
少しの勇気を与える本。
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