1985年に放送されていたテレビアニメを元にした実写映画で、
車などの工業製品に変形できる機械生命体が
ある物体を探すために地球へとやってくる話。
トランスフォーマーとの出会いを描いた序盤は非常に面白く、
特撮部分も文句なくよくできていて
人工物にスムーズに変形する様子は何度見ても気持ちがいい。
ただ、全体的に登場人物がかなり多く、
どの勢力が何のために行動しているのか
きちんと整理しながら観ないとわけがわからなくなる。
戦闘シーンも派手で見栄えはするものの、
敵側のロボットが何匹いるのかがつかみにくく、
カメラがアップになりすぎて
誰と誰か組み合っているのかわかりづらかったり、
敵のボスがどれかを見失ってしまったりした。
結局、最初に登場する小さな敵がもっとも強く、
それ以外は大して強くないような印象を受けるのが残念。
戦い方も雑で、正義のために行動しているはずが
街がどんどんボロボロにされていくのは気になった。
映像的な派手さを求めるだけならいいのだが、
ストーリーの説得力や爽快感としては低かった。
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バンブルビー