事故で死んでしまった4人の男女が
そのとき生まれた赤ん坊に憑りついてしまう話。
幽霊となる4人の人物を冒頭のたった15分で説明しようとするため、
最初は情報が整理できなくて混乱するのがすごく惜しいが、
そこを過ぎると一気に面白くなる。
憑りついた4人と主人公のやり取りは楽しいし、
それぞれの事情を綺麗に片づけていく筋書きは見事。
テンポが良く、笑いと感動をうまくミックスしている。
原題の「Heart and Souls」の方が中身にピッタリで、
なぜ意味のわからないこんな邦題を付けたのかよくわからない。
それぞれの事情を説明する序盤は
もっと時間をかけて描いた方がよかったが、
コメディとして非常に完成度の高い造り。