会社の利益を向上させるため、社内改善に取り組む話。
会計表に関する知識を付けるための本、というより
会社の中の金や資産の流れを意識するための本、という位置づけで
部署ごとの言い分や、お互いの印象などはなかなかリアルで良い。
それぞれの立場が自分のメリットを目指して行動すると
会社全体としてはあまりいい効果を生まない、というのは現実味がある。
良かれと思ってやっていたことや慣習的に定着していたことが
利益の面から見るとあまり効果を発揮しておらず、
コストとリスクの面から冷静に判断する視点に気づかされる内容。
製造から営業、経理面まで会社全体の改善について勉強になった。