車で移動中、ふと追い抜いたトレーラーに執拗に追いかけられる話。
スティーブン・スピルバーグ監督のデビュー作だが、
1971年の作品でありながら今でもまったく色褪せない名作。
非常にシンプルなストーリーと限られた登場人物ながら
こうも多彩な演出ができるのかと感心する場面の連続。
運転中に妙なドライバーを見かけた経験は誰にでもあるだけに
この設定がやたらリアルで怖い。
主人公がただ怯えるだけでなく、考えられるすべての手段を
きちんと駆使した上で追い詰められるのが良い。
短い中に非常に濃いセンスが詰まった素晴らしい作品。
映画好きならぜひ観ておきたい。
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