ごく普通の人がカルト集団に引き込まれていく話。
絵がうまいわけではないが、ぐいぐい読ませる。
最初から変だった人ばかりなのではなく、
普通の人がこうやって徐々に染まっていき、
普通じゃなくなっていくというのがわかるところが素晴らしい。
そしてまたそういった人たちの中に新しい人が入って染まっていく。
周りの人全部が変だったら自分が変じゃなくても
自分の考えが普通だと自信を持ち続けることは難しいだろう。
怪しい宗教団体の話を聞くたびに
「あんなに変な内容になぜそんなにハマるんだろう」
と感じた疑問が解けるマンガ。
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