高校生たちが命を賭けたゲームを強制されるシリーズの第2部で、
前作とは別のグループを軸に話が進んでいく。
終盤で急速に勢いを落とし、
中途半端な状態で終わってしまった第1部からの続きとなるが、
序盤の印象は最悪で、前作とまったく同じゲームを見せられる退屈な場面から始まり、
ページを無駄に消耗するばかりの見せ方を味わうことになる。
登場人物の描き分けもイマイチで、性別すら判断しにくかったり
誰だったかすぐにわからなかったりする。
キャラクターの消耗が激しい作品なだけに
次々登場する新キャラをもっと把握しやすくして欲しかった。
3巻ぐらいからゲームのオリジナル性や戦略を楽しめるようになり、
どう展開していくか続きが気になる引きの強さが出てくる。
第1部と比べてひとつひとつのゲームが長めの展開となるが、
「GANTZ」あたりが好きな人には楽しめるだろう。
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