真面目な大学生が初めての彼女と付き合っていく話。
原作小説ではラストのどんでん返しが評価されていて
その性質上、どうやって映像化するつもりだろうと気になったが、
これが非常にうまく実現していて感心した。
原作を知らなければ普通の恋愛ものとして
感情移入しながら観てしまうだろう。
また、最後に丁寧にネタばらしをしてくれるのは
原作を読んだ人にとっても非常に助かる。
すべての伏線が綺麗につながる気持ちよさを感じることができた。
原作ではあまりに単調な恋愛ものを長々と読まされてウンザリしたので、
こういう話は2時間弱の映画で楽しむのがベストだと思う。
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