かつてテレビゲームが得意だった中年たちが
ゲームのキャラクターを使って地球侵略を目論む異星人と戦う話。
触れたものが細かい立方体にバラけてしまう映像は素晴らしいが、
肝心のストーリー部分があまりにも退屈。
「ドンキーコング」や「パックマン」など
1980年前後の古いゲームが題材になっており、
それらのゲーム性をうまく取り込んでいるのはいいが、
宇宙人に対して何勝何敗なのかがわかりにくかったり、
ルールの線引きがどこにあるのかもイマイチつかめない。
似たような体形と雰囲気で区別しにくい主人公たちと
どうにも笑えないジョークの要素でコメディ映画としてもB級。
さらには柳沢慎吾が担当した主人公の吹き替えのクオリティも低すぎて
序盤からハズレ映画であることが伝わってくるデキ。
題材と映像のインパクトだけで話題になってしまい、
中身がスカスカだった期待外れな作品。