1977年に放送されていた「ヤッターマン」をベースに、
ドロンジョを筆頭とする悪役3人組を主人公にしたもの。
いろいろなメカを繰り出し合って戦う勧善懲悪ものだった作品を
後日談という形で大きくアレンジしている。
ヤッターマンとドロンジョ一味の特徴や
小さなメカが列をなして登場するシーン、ドクロベエのおしおきなど
元アニメの特徴を知っていると非常に楽しめる。
悪役側に感情移入させるストーリー運びやブラックな設定など
かなりアレンジしているにも関わらず
ヤッターマンの世界観が崩れていないのが素晴らしい。
導入部となる序盤と、最終決戦となる終盤はかなり魅力的だが、
中盤はあってもなくてもいいような中だるみをしてしまったのが残念。
もともとの「ヤッターマン」をある程度知っている人なら
そのアレンジの妙をぜひ味わって欲しい。
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ヤッターマン(実写映画)