モナコの公妃となった女優グレース・ケリーが
フランスからの圧力に苦しむ自国を救おうとする話。
実話をもとにした作品だが、1950年あたりに活躍したグレース・ケリーや
モナコの歴史に関して詳しくない身としては面白味がわからなかった。
ストーリーとしての引きも弱く、ちっとも頭に入ってこないし、
クライマックスで「愛」を訴えるグレースの姿は
どこか綺麗ごとに感じてしまって感情移入できなかった。
グレース・ケリーに思い入れがある人ならまた違うのかもしれないが、
映画としてはどうにも薄っぺらい内容に感じる作品だった。