白人たちがアメリカ大陸を開拓していった時代を舞台に、
瀕死の重傷を負って仲間からはぐれた男を描いた話。
映像の迫力と人々の存在感は素晴らしいの一言で、
大陸の侵略者となる白人が先住民と激しく衝突しながら
広大な自然の中で生き抜いていく様子が伝わってくる。
当時の白人たちのやりたい放題ぶりも容赦なく描かれている。
2時間半を超える長い作品だが、
序盤から常に身の危険を味わい続ける展開で、
主人公の過酷なサバイバルを追体験できる。
生きるためにありとあらゆることをする行動力が凄まじく、
最後の最後まで気が休まらない作品。
どうやって撮影したのだろうと思うような映像が続くが、
それに頼ることなく、映画としてきちん楽しめる完成度に仕上がった作品。