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小泉進次郎の話す力

政治家である小泉進次郎の演説にどんな特徴があり、
それがいかに効果的かを解説した本。

内閣総理大臣を務めた小泉純一郎であるが、
そういったところに頼らない確かな演説力があることがわかり、
観ている者の心を揺さぶるために
どんなテクニックが使われているかが紹介されている。

演説のやり方に関しては
政治家でなくとも会議やプレゼンテーションなどで
自分の意思を伝え、聞いている者の感情を
自分の希望の方向へ誘導する場合に役立つだろう。

ただ、本としてイマイチな点が多く、
何度も同じ話が出てきたり、説明の順序が下手な部分が目につく。
小泉進次郎のスピーチに関してしっかり分析するのかと思いきや、
オバマ大統領やリンカーンの演説などに主題がズレてしまう。

内容も薄く、序盤はまだよかったが、
読み進めるにつれてどんどん得られるものが少なくなる本。

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