「白雪姫」や「赤ずきん」などの童話の登場人物が入り交じる世界と、
その生まれ変わりたちが住む現代の街との２つで展開していくドラマ。
有名どころの童話の登場人物たちが舞台を超えて接触し、
その上で話が展開していくという設定が新鮮で、
しかもそれが現代での人間関係にも絡んでいるところが面白い。
ただ、都合上、登場人物が非常に多くなる上、
現代シーンではおとぎ話とは別の名前を持っていて混乱する。
回想シーンが描かれてから時間を空けて
さらに過去となる話が展開されたりすることもあり、とにかくややこしい。
また、仕方がないとはいえ、
英語では「スノーホワイト」という名前として聞き流せる部分が
日本語では「白雪姫」となってしまうため、
まだ姫になっていないうちから姫という敬称が付いていて違和感がある。
特撮や衣装も凝っており、テレビドラマとしては非常に贅沢な造りだが、
次々とトラブルが起こる割にあまり話が進まず、
増えていくばかりの登場人物に頭の整理が追い付かないので
話が面白くて夢中になる、というほどにはならなかった。
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