全2作で構成される後編で、14年前に起こったものと
酷似した誘拐事件が起きたところから始まる。
関係者以外、ほとんど覚えていないような事件と
多くの要素が共通した誘拐事件を軸に緊迫した展開が続き、
その真相もインパクトがあって面白かった。
ただ、警察内部のいざこざはともかく、
記者団との衝突や主人公の娘のエピソード、
自室に引きこもっている録音技師の話は不要だったように思う。
前編でもさんざん時間を使って描かれた要素だが、
結局のところ本筋にはほとんど絡まないし、観ていて面白いわけでもない。
前後編合わせて4時間もの長さの割に
それほどの満足感を得られなかったのが残念。
【関連作品のレビュー】
64 -ロクヨン-<前編>