1990年代から2010年すぎまでの
音楽業界の変化に関して解説したもの。
CD売り上げ100万枚というニュースが
それほど珍しくなかった1990年代に比べ、
CDがなかなか売れなくなったという最近は
ビジネス形態がどのように変化した結果なのかを
さまざまな関係者の発言をもとに考察していく。
大きく分けると1990年代半ばと2010年代半ばの比較なので
ヒット曲を連発していた小室哲哉の全盛期、
ドラマの主題歌が一気にブームになったり
「HEY!HEY!HEY!」や「うたばん」のような音楽バラエティ番組が
多数放送されていた時代を知っている方が理解しやすい。
CDが売れないことで音楽業界の衰退を連想するところだが、
実はさまざまな新しい業態が生まれていることがわかる。
音楽に興味がなくともビジネス本として勉強になる1冊。