レビューブログ【レブログ!】

映画、アニメ、ドラマ、マンガ、書籍、英語読書の感想(ネタバレなし)が6000件以上!


ビハインド・ザ・マスク

自分が殺人鬼だと思い込んでいる変人を
ドキュメンタリーとして撮影する話。

その設定上、テレビクルーが撮影しているカメラ映像として作られているが
いくらなんでも手ブレがひどすぎるのがキツい。
素人がパニックになっているときならともかく、
仮にもプロの撮影という設定ならもっと安定させてもいいはず。

ただ、話の発想は非常に面白く、連続殺人を起こす本番当日のために
着々と準備と訓練を続ける「殺人鬼の裏側」が素晴らしい。
被害者の心理と行動を先読みし、逃げられないようにセッティングし、
自分の想定通りのシナリオに誘導していく。
殺人鬼だからといって超自然の力と偶然で成り立っているわけではなく
地道な調整と影の努力が支えていることがわかる。

見辛いカメラワークと日本語吹き替えがない仕様、
やや中だるみする展開が相まって途中までは退屈だが、
「本番」が始まってからは非常に面白かった。

登場する女性が全員かわいいのもポイント高いし、
イマイチな前半1時間は
終盤の30分のためにあったと思っていいだろう。

総アクセス数