さまざまなメリットを見越して高額紙幣の廃止を提案した本。
世界全体の経済事情を踏まえながら
高額紙幣を段階的に廃止すると
どんな好影響が出るかを説明していく。
また、その中で貨幣に関する興味深い考察が読める。
マイナス金利をはじめとするいろいろな経済用語が登場するため、
理解するには経済に関するある程度の予備知識が必要。
また、同じような説明が繰り返されることが多く、
全体的に冗長な印象を感じた。
全14章から構成されるほどのボリュームだが、
第1章だけで本書の醍醐味が十分に味わえるし、
その部分がもっとも引き込まれる内容になっている。
難解な上に長くてダレる部分があるが、
新たな社会変化を誘発するための斬新な提案が読める本。
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