反政府勢力の資金源となっているダイヤモンドを巡り、
ダイヤを密輸して荒稼ぎする白人と
家族と生き別れたアフリカ人とを描いたもの。
奴隷たちに過酷な労働をさせる反政府勢力の様子がリアルに描かれており、
多くの人々が憧れるダイヤモンドが
実は非人道的な手段でかき集められたものという
痛烈な批判が込められている。
誘拐してきた少年たちが徐々に理性を失い、
兵士に育て上げられる様子も描かれており、
アフリカを中心とする深刻な問題も読み取れる。
紛争ダイヤモンドの実情を描いた重い作品だが、
映画としての娯楽性もあるアクション・サスペンスの良作。