「ちびまる子ちゃん」の作者である
さくらももこの周囲の出来事を書いたエッセイ。
イマイチ。前半はまだ面白いところもあるが、
息子の甘えっぷりやワガママっぷり、
ちょっとしたことで保育園を休む悪い癖などが
どうしても気になって、子供嫌いの私には厳しかった。
中盤からは一気につまらなくなり、
読者を意識していない日記のような、
内輪でしかウケないような内容になっていく。
昔のエッセイのような日常をうまく表現した内容ではなく、
ただ日々の出来事を書き連ねただけに感じる。
元々さくらももこの編集した「富士山」という雑誌の記事の一部を
単行本化したらしいが、一話一話の長さもバラバラだったり、
突然見知らぬ人物が登場してきたり、
その場の空気のわかり辛いインタビュー形式になったりしていて
プロの編集がいないと本はこんなにつまらなくなるのか、というのがわかる。
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