多数の死者が出ているという、あるホテルの1408号室に
オカルト作家が興味本位で泊まりに行く話。
ホテルの部屋と主人公1人しか登場しないという低予算映画のような企画だが、
ホテルでの騒動の見せ方は非常にうまく、迫力がある。
主人公が抵抗しようとして行う行動も理にかなっており、
理不尽だったり不可解なことがないので感情移入しやすい。
しかし終盤の展開は相当にイマイチで、
「結局なんだったんだ」という印象が強い。
風呂敷を広げるだけ広げておいて、スッキリとしたオチがない状態。
フリだけなら誰でもできるし、ラストをまとめきれないなら
それは作り手の腕が不足していると言うしかない。