レビューブログ【レブログ!】

映画、アニメ、ドラマ、マンガ、書籍、英語読書の感想(ネタバレなし)が6000件以上!


ターミネーター サルベーション ザ マシニマ シリーズ

映画「ターミネーター4」の世界観でのCG作品。
映画よりも少し前の出来事らしいが、「ターミネーター4」は未見。

CG作品と言うと映像美のイメージがあるが、本作は異なる。
マシニマ(Machinima)とは、マシンとシネマを合わせた造語らしく
ゲームマシンの映像描画機能を使って映像作品を作ったものらしい。

確かに本作の内容はゲーム版そのままで
同じ敵、同じステージ、同じモーションばかりが目に付く。
しかしキャラクターのモデルに関しては
プレステ2かと思うぐらい質が低く、汚さが目立つ。

いわば、ゲームのプレイ動画に適当なセリフを割り当てただけの映像で
ゲーム以上の画質にはならない。
むしろ映画っぽく見せるために頻繁に変更されるカメラ位置や
おざなりなセリフが悪い意味で目立つ。
日本語字幕しかなく、吹き替えが収録されていないのもかったるい。

映像がイマイチなら、シナリオで魅せてくれるのかと思いきや
これも非常にデキが悪く、主人公がある人物を連れて
ダラダラと街中を戦闘しながら進むだけ。
12分程度の内容のエピソードが6つあり、合計で1時間を超えるが
こんなにも長時間を割く必要性がまったくわからない。
エピソードが終わるたびにスタッフロールが表示されるが、
話はほとんど進んでおらず、テンポが悪すぎる。

映画「ターミネーター2」があまりにも名作だっただけに
それに乗じていろいろな企画が生まれ、
「ターミネーター」と冠が付くだけで売れる見込みがあるのだろうが
本作をターミネーターシリーズに加えるのは非常に不愉快。
せいぜいファンが趣味で作ったようなデキ。観る価値もない。

【関連作品のレビュー】
ターミネーター(映画)
ターミネーター2(映画)
ターミネーター3(映画)
ターミネーター4(映画)
ターミネーター:新起動/ジェニシス(映画)
ターミネーター:ニュー・フェイト(映画)
ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ(テレビドラマ)

総アクセス数