小さな島に住む変わり者の青年が食べ物を生み出す発明品を作る話。
もともとは1978年の絵本の話らしい。
最近では珍しくなくなったCGアニメだが
グラフィックのクオリティはこれまでで最高レベル。
ガラス、水、ゼリーなどの半透明の物体の質感が素晴らしく、
序盤で登場する水の入った大きなガラスは本当に見事なデキ。
とにかく全編にわたってグラフィックのリアリティには息をのむ。
しかしストーリーがイマイチで
変わったシナリオなのに単調というか、盛り上がりに欠ける。
あまりにも予想通りの展開で、お約束通り。
笑いのポイントも散りばめられているのだが、
どうにもハズしているようなところ多いので少し冷めてしまう。
食べ物がベチャベチャと地面に落ちるシーンばかりなので
そういった部分にもやや胸が痛くなる。
作品内の人々は食べ物が降ってくることを喜ぶのだが、
大半の食べ物が無駄になっているような感覚になる。
画質が非常に高いだけに話の内容が残念。
やはりCGアニメはピクサーが一番なのか。