全身が自由に動かせなくなる難病を患った男性と
彼の生活を支えるボランティアたちを描いたもの。
病人だからといって卑屈になる必要はないが、
ボランティアたちを小間使いのようにアゴで使う様子は
いくらなんでも勝手が過ぎると思うし、
セクハラじみた言動も目に余る。
また、彼の要求に言いなりになって
自分の生活を犠牲にするボランティアたちの気持ちも
まったく理解することができなかった。
支えられることに負い目を感じたりせず、
病人であっても自由に生きればいいという主張はわかるが、
ワガママを押し通す傍若無人ぶりにはどうにも感情移入できなかった。
俳優たちは非常にがんばっていると思うし、
コメディとして楽しめる部分はあるが、
キャラクターとしてはかなり人を選ぶように思う。