贅沢三昧だった資産家の女性が記憶喪失となり、
大工の男性と田舎暮らしを始める話。
非常に王道な筋書きで予想した通りに進んでいくが、
それぞれのキャラクターの活かし方がうまく、
展開がわかっていても微笑ましい気持ちになる。
細かい伏線も散りばめられていて芸が細かい。
高飛車で嫌われ者だった女性と
粗暴で思いやりのなかった男性が
互いに刺激し合って成長するだけでなく、
子供たちも変化していくところが清々しい。
終盤の海のシーンは非常に素晴らしく、
期待以上に感動することができた。
時代を問わずに楽しめる良作。