小柄で背の低い種族の男性が
人間の赤ん坊を送り届けるために旅をする話。
「ロード・オブ・ザ・リング」の前身とも言えるファンタジー作品だが、
満足なCGも使えない時代なので
背景にしても登場人物にしても
かなり贅沢な撮影をしていることがうかがえる。
各キャラクターも非常に作り込まれており、
敵も味方もいちいち個性的で存在感がある。
旅が進むにつれてそれぞれに感情移入してしまう。
子供でも理解できるぐらいわかりやすいのに
大人が見てもしっかりした世界観を感じる骨太な作品。
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