養護施設から逃げ出した少年が
壊れた軽トラに住む自堕落な男と出会う話。
学校でも施設でも居心地が悪く、
どこにも拠り所がなかった少年が
その日暮らしの生活を送るホームレスによって
自分の居場所を見出していくという内容。
ずっと孤独を感じていた中で
自分を必要としてくれる存在を見つけたのは救われるものの
生きるために悪事に手を染めていく様子が心苦しい。
また、腑に落ちない少年の最後の言葉や
要所要所に挿入される地震の描写など、
観終わった後にどうにもスッキリしない部分が残るのも確か。
いい方向でも悪い方向でも
もう少しハッキリとした結末を見せて欲しかった。