激務を強いられている広告会社の社員たちが
同じ1週間を繰り返す現象に陥ってしまう話。
「恋はデジャ・ブ」や「ハッピー・デス・デイ」など
主人公が同じ1日を繰り返す設定はこれまでにもあったが、
1週間という長いスパンでループする部分と
複数の人間が集団で現象に巻き込まれているのは珍しい。
ループ現象を自覚させる流れと方法が面白く、
全体的にコメディ演劇のようなノリを感じる。
仕事に忙殺されている弱小企業という舞台が効果的で、
話が進むにつれて社員たちに一体感が生まれてくるのが気持ちいい。
ループものでありつつもSFではなくコメディに特化し、
登場人物の魅力で楽しめるようにした個性的な作品。
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