人気ブランド「シャネル」を築いたココ・シャネルが
若い頃に親しくなった男性との関係を描いたもの。
シャネルブランドの創設者を題材にした伝記映画と聞くと
誰もがその画期的なデザインセンスや
ブランド確立までの苦労を期待するところだが、
本作の内容はただの恋愛映画に過ぎない上に
恋愛ものとしてもひどく退屈な仕上がり。
彼女のデザインが評価されるシーンはあるが
すぐに男性の方に焦点が当たってしまい、
ファッションデザイナーとしての側面が見えてこない。
また、キャラクターとしても魅力が感じられない。
ブランドの知名度に反して
映画としてはかなりデキが悪いものだった。
【関連作品のレビュー】
ココ・シャネル(2008年公開アメリカ・フランス・イタリア映画)