イジメが横行する荒れた高校で
不良グループが凶暴化した少女を拾う話。
不良たちの性格の悪さを
ひたすら長々と見せられる前半はかなり退屈で、
筋書き的にあまり意味のない
同じようなシーンの連続にとにかくウンザリする。
グループのリーダーが教師に叱責される
中盤あたりからは一気に面白くなり、
怪物が人を襲っていく描写や
いろいろな伏線を活かした主人公の行動に引き込まれる。
音楽の使い方やビジュアルセンスも秀逸なので、
前半の1時間を30分ほどに短縮し、
もっとテンポよく見せてくれれば
十分な良作になっただけに非常に惜しかった。