「もっともあぶない刑事」に続く劇場版4作目で、
爆破事件をきっかけにカルト集団の存在が明らかになる話。
前作から7年が経ち、名物キャラだった近藤課長が
いなくなってしまったのは残念だが、
テレビドラマ版が絡まない独立したエピソードなので
映画としては観やすくまとまっている。
ただ、カルト集団のハリウッド映画のような計画に驚かされつつも
その深刻さに対してギャグっぽいノリで解決するクライマックスは
シリーズの魅力だったハードボイルドさが
失われたようで好みが分かれるところ。
軟派なキャラクターとシリアスな雰囲気を
絶妙なバランスで混ぜ合わせていた作風が
少し迷走しているように感じられる1本で、
これまでのような味わいを期待している人には残念なデキ。
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