田舎町へ引っ越してきた女子高生が
不思議な雰囲気を持つクラスメイトに惹かれていく話。
少女マンガのような設定と雰囲気を持つ純愛系の恋愛映画だが、
テンポが遅い上に中身が薄い。
肝となる設定が明かされるまでにやたらと時間をかけ、
ひたすら退屈なやり取りが続く。
男性が能力を発揮する部分も妙に間抜けに見えてしまった。
終盤で唐突に始まった戦いも
主人公にとってはただ迷惑でしかなく、
いきなり家族や生活を捨てる決心ができるのは不自然すぎる。
「結局戦うならはじめから抵抗すればよかったのに」とも思ってしまい、
どうにも主人公たちの言動に感情移入できない作品だった。