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サラリーマンは自宅を買うな

サラリーマンは自宅を買うな
東洋経済新報社 (2013-05-02)
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サラリーマンが家を買うときのリスクについて説明した本。

「家賃を払っても何も残らない賃貸より
 自分のものになる持ち家の方がいい」
「マイホームがあれば歳をとってからも安心」
「賃貸住宅は高齢者には貸してくれない」
「金利が低く、値段が下がっている今が買い時だから」
「何かあったときでも持ち家があれば売って金を作れる」
など多くの人が考える「自宅を買う理由」を真っ向から否定し、
家を買った場合に考えられる否定的な要素を解説していく。

なぜこれらの理由が間違っているのかを語る序盤はテンポもよく、
賃貸派でも持ち家派でも一度読んでおくべき価値がある。
盲目的に持ち家に憧れるのが危険だったり、
必要なコストがバカにならないことがよくわかるため非常に参考になる。

しかし中盤になると、それまでに語った内容を
もう一度噛み砕いて説明しなおすような形になっており、
ページ数に対する中身が薄くて退屈に感じる。
また、マイホーム購入を否定するあまり、
「ローンがあるから自己投資する余裕がない」
「ローンがあると病気になることすら許されない」
「ローンを返すために必死で働くから勉強する時間もない」
などという、かなり強引な理屈が多くなり、
偏重しすぎて説得力が感じられないのも残念。

後半は不動産投資を軸にした興味を引く内容が読めるが、
不動産投資にもリスクがあるはずなのに
その点に関してはほとんど触れられていないのは中立性が低いと感じた。

家を買うべきかどうか悩んでいるなら
第1章を読むだけで参考材料が得られるだろう。
第2章から第7章にかけては内容が薄く、ほとんど読む価値がない。

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