事情があって詐欺師をしている男が
ある少女と出会い、生活していく話。
どんどん話を進めながらも
主人公が今に至った経緯をうまく織り交ぜて説明していく。
物語を構成するいろいろな要素が
実は伏線として張り巡らせれていたことが
最後の最後で明かされるところが醍醐味。
ただ、重要な役どころとなる村上ショージの演技が白々しく、
無理に標準語をしゃべる様子が気になって仕方がなかった。
彼を含め、全体的にキャラクターが空回り気味だと感じた。
2時間40分と非常に長い作品で
最後の30分で描かれる大きな展開が見どころだが、
それを目当てに観るには少し盛り上がりに欠けた印象。