床にふせった姑をなんとかして殺そうとする嫁と、
なんとかして嫁に殺されないようにしようとする姑とのギャグマンガ。
両者ともうつむき気味で暗いイメージながら
唐突にアクロバティックな動きで攻撃し合う展開が面白すぎる。
わざと効果線を減らし、中間の動きを省くことで
非常に素早い動きを感じさせるのがうまい。
「まァ、そうでしたの」という、とぼけたセリフで毎回結末を迎える黄金パターン。
第1巻は異なるキャラクターを使ったつまらないネタが混ざっているため、
嫁姑の闘いに限定した第2巻のみを読むのが正解。
同作者の似たシリーズが多数あるが、
基本的に「嫁姑地獄篇」以外はすべてハズレ。
本作を気に入って他の作品を買うと後悔するだろう。
また、リメイク版はネタは同じものの、
本作の魅力であるとぼけた雰囲気や間が失われてしまっているので
オリジナル版を強くオススメする。
【関連作品のレビュー】
極楽町一丁目 嫁姑地獄篇(実写ドラマ)
mclover.hateblo.jp