1805年を舞台に、イギリス軍とフランス軍の海戦を題材にした話。
主人公はイギリス側の戦艦の艦長で、
性能の上回る敵艦からの攻撃を切り抜け、
任務をまっとうすべく逐一、作戦を立てていく。
船という閉鎖空間の中、乗組員の治安や士気を維持したり、
敵の攻撃や嵐といった危険から守る指揮官としての魅力が
全編に渡って感じられるのは良い。
主要となる登場人物が魅力的で感情移入しやすく、
歴史や兵器、船に関する予備知識がなくても
ストーリーの理解に困らないことからも敷居が低い。
2時間20分という長さを退屈させずに楽しめる作品。