列車事故からただ1人生存した男と、
すぐに骨折してしまう虚弱な身体を持つ男の話。
現実世界でのヒーロー像としては非常に面白い展開で、
特別な力を持っていてもあえて意識しない限り、
自分が特別かどうかが自覚することがないという着眼点。
また、彼に肩入れするガラスの男の存在も面白い。
「シックス・センス」の次にシャマランが監督した作品のため、
当時、期待や結末への煽りが大きすぎたが、
予備知識なく観てみるとなかなか面白い。
やや中だるみする部分はあるが、
先を期待させるカメラワークと不安を煽る演出はピカイチで
何も考えずに観るのが一番楽しめるだろう。
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