中学生の息子に対してやや過保護気味な言動をする母親が
徐々に異常な片鱗を見せていく話。
ひとつひとつのコマが大きく、話の展開が遅いので
妙にページの消耗が激しいのは残念だが、
母親の普通でない様子がじわりじわりと伝わってくる。
暴力や放任といったわかりやすい振る舞いではなく、
非常に優しい接し方をしながらも
自分のコントロール下に置こうとする様子が怖い。
ただ、全体的にかなり遅いペースで展開するので、
もっと勢いを感じる山場が連続して欲しいところ。
ダラダラと冊数がかさむのが残念。