フィリピンのスラム街で暮らす身寄りのない少女が
町で出会った盲目のギター弾きと交流していく話。
貧困に苦しむ人々が題材になっているが、
結局何も解決しないまま終わったような印象。
少女を陥れた人たちに天罰が下るような爽快感もないし、
あれこれ行動した割に何も報われていない。
盗みや人身売買が悪として描かれているが、
少女自身もスリやひったくりを繰り返してきたので
無条件で感情移入する気にはなれなかった。
省略しても構わないような場面が続くだけで、
何を伝えたい作品なのかよくわからなかった。