修道院で子供たちに食事を作っていた男性が
食費を稼ぐためにプロレスラーになる話。
プロレスラーの初戦を終えるまでの流れは非常に面白く、
そこからの盛り上がりを期待させるのだが、
中盤以降はあまりに無意味なドタバタが多く、
スカスカな内容が続くのが残念。
強くなるための努力を積んでいく場面や
勝ち抜いていく爽快感などが描けそうなのに、
ただひたすら伸び悩む主人公を見せられるので
どうにも中だるみしてしまった。
筋書きが予想通りなのはともかく、
もっと盛り上がる感動作に仕上げられそうな題材だけに
妙におとなしい作品になっているのが惜しい。