2024年から発行される新1万円札の
肖像画として選ばれた渋沢栄一について、
彼が尽力した活動をまとめた同名の著書を
マンガでわかりやすく表現し直したもの。
年老いた渋沢栄一が過去を振り返るという構成で、
ポイントとなる事柄をテンポよく紹介している上に
マンガとしても非常に読みやすく仕上がっている。
キャラクターとしても感情移入しやすく、
公益のために民間企業を下支えし、
日本経済を発展させようとする姿に胸が熱くなる。
新札のデザインをきっかけに渋沢栄一の存在を知った人にも
彼の活動や人物像を短時間で知ることができる良書。