同名のテレビアニメを実写化したもので、
独特の世界観を持つアーティストに惹かれた少女たちが
徐々におかしな方向へと導かれていく話。
ビジュアルはアニメ版のキャラクターをうまく再現しているものの、
ストーリーがどうにも薄く、
肝心の見せ場があまりない退屈な内容だった。
もっといろいろな恨みを次々と楽しめるのかと思ったのに
面白みないエピソードをダラダラと引っ張りすぎる。
誰かに強い恨みを持っている人たちが
自分の地獄行きと引き換えに復讐するのが見どころのはずだが、
地獄送りの場面が少なすぎる上に
苦しんでいる様子があまり味わえなくて爽快感に欠けた。
これなら1話30分のアニメ版の方が遥かに中身が濃く、
人間の嫌な面を絡めた復讐劇をしっかり楽しめる。
わざわざ実写映画版を観る理由はないだろう。