小説「若草物語」を実写映画化したもので、
アメリカの片田舎で母親と暮らす4姉妹の
それぞれの生き様を描いた話。
割と登場人物の多い作品だが
各キャラクターの個性がハッキリしているため、
それほど混乱せずに把握することができる。
反面、回想シーンが頻繁に挿入される上に
その順番がバラバラなので、
情報を整理していくのがややこしかった。
それでも各場面で描かれた内容が
パズルのピースのように少しずつつながっていき、
全体が明らかになっていく流れが気持ちいい。
また、嫌なキャラクターがいないので
必要以上に不快感を感じることがないのも嬉しい。
女性たちのいろいろな決意を追体験できる仕上がりで、
原作小説の内容を知らなくても魅力を味わえる良作。