非常階段に逃げ込んだ男たちとそれを追う刑事が
出口のないループする世界に閉じ込められる話。
一方向に進んでも反対側から出てくるという
よくあるループ世界の設定だが、
そのあたりを説明する描写がやたらと長い上に
同様の世界を中盤でもう一度見せられるので
とにかくテンポが悪くて中だるみする。
どうやって脱出するのかという結末をエサに
ひたすら引っ張る展開が辛く、
物語の全容に関係のない枝葉の部分が多すぎる。
また、名前を変える意味に関しては結局よくわからなかった。
最後に明かされる真相はともかく、
物語が進展するまでに妙に時間をかける構成のせいで
退屈に感じる場面が多すぎる残念な仕上がりだった。