年頃の女子を題材にした３本の短編集。
収録作品
●ボインちゃん
●セーラー服を燃やして
●崖際のワルツ
最初の２作品はどういう結末になるのかと
思ったあたりで終わる印象で、
どうにも消化不良で面白みがわからなかった。
それぞれのキャラクターは立っているが、
原因がなんだったのか、どう解決したのかが明確に語られず、
スッキリしない読後感だった。
最後の「崖際のワルツ」はボリュームも長くて読み応えがあったが、
作中で表現されているほど
彼女たちの劇に魅力が感じられなかった。
いずれの作品も登場人物にあまり感情移入できず、
興奮も面白みも味わえなかった。
