ライター業の傍らでUber Eatsを始めた中年男性が
その中で体験した苦労やエピソードを紹介したもの。
「脱サラフードデリバリー配達員」と似たような内容だが、
本書はマンガではなく文字で書かれたエッセイとなり、
コロナ禍でたくさんの配達をこなした筆者自身の体験談から
Uber Eatsの仕組みや苦労が伝わってきて面白い。
特に、いかに商品を傷めずに運ぶかという点や
現地に到着したあとの客に渡すまでの苦労など
街なかで配達員を見かけたときや
客として利用するときには気づかない部分を知ることができる。
配達員の思いや愚痴をその都度書き留めたような
ざっくばらんで下世話な内容だが、
雑学としてサクッと読む分には十分な1冊。