記憶に関する研究を続ける青年が
親友や恋人に関する思い出が曖昧になっていく話。
異なる状況の現実が交錯することと
同じ人物を名字で呼んだり名前で呼んだりする関係で
情報が整理しにくく混乱するが、
その割に最終的に明かされる全貌が
そこまで驚かされるものではなかった。
また、ヒロインが行った行動の動機が弱く、
真相を支えるための説得力がイマイチなのが残念。
ラブストーリーを掲げながらも
肝心の2人が身勝手すぎるのでモヤモヤする。
大げさなタイトルに見合うほどの面白さがなく、
わかりにくさや納得できない部分ばかりが気になった。