依存性のあるオピオイド系の薬物に関して
薬物研究を手がける大学教授、失踪した少年の母親、
麻薬取締局の捜査官、大手製薬会社の役員など
複数の視点で展開していくサスペンス。
登場人物がかなり多いので
それぞれの立場や関係性を把握するのが大変だが、
並行して進む複数の物語が
ジワジワと絡み合っていくのは面白い。
最初から最後までずっと緊迫感が漂うのはいいが、
それに見合う爽快感がないのは残念。
映画としてもう少し山場があるとなおよかった。
実際に問題になっている薬品について描いた
リアルな怖さを味わえる作品。