東京から京都に向かう新幹線の中に
いろいろな目的を持った殺し屋たちが乗り合わせる話。
「ブレードランナー」を思わせるサイバーパンクな日本の世界観や
スピード感のある演出は目を引くが、
映画としての面白さがまったく感じられず、
映像が派手なばかりであまりに退屈だった。
コミカルなノリも空回りばかりで笑えないし、
殺し屋たちの実力も全然伝わってこない。
焦点を当てるキャラクターを入れ替えながら
2時間ひたすらドタバタしているだけ。
海外ウケを狙ったような歪んだ日本の描写はともかく、
凝った造りに反してやたらつまらない作品だった。